2010-09-05
長尾三郎『マッキンリーに死す-植村直己の栄光と修羅』講談社文庫
長尾三郎の『死す』三部作の一つ。
植村直己の生涯を追ったドキュメンタリー。
初めてこの本を読んだのは大学1年のときだった。
日本人で初めてのエベレストサミッターであり、世界で最初の五大陸最高峰制覇者。
すべての冒険を成功させてきた植村だが、冬のエベレストや南極大陸横断から失敗が続く。
そして、厳冬期のマッキンリー単独登山に挑戦する。
43歳の誕生日に登頂に成功するも、そこから消息を絶ってしまった。
世界の人々に愛されて来た植村の半生、素顔が良くわかる一冊。
86年講談社ノンフィクション賞受賞作です。
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