2010-05-25
ボブ・ラングレー『北壁の死闘』創元ノヴェルズ文庫
ずっと古本屋で探し続けていてようやく出会うことができた。
外国人作家の冒険小説ってこれまであまり面白いものがないように思っていた。
この『北壁の死闘』は面白すぎる。
クライミングの描写も良いし、人間関係の描写も良い。
また、最後がほのぼのとして素晴しい。
大戦中に新兵器開発のための特殊作戦に参加するシュペングラー。任務を明かされないまま、登攀のトレーニングに入っていく。
そして明かされた任務は、絶対不可能と思われるものだった。
厳冬期のアイガー北壁を舞台に繰り広げられる戦闘。
そこにも山男達の友情がある。
この本に出合えてよかったです。
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