イランのサダム・フセイン元大統領の死刑執行について、米国のブッシュ大統領がコメントをしていた。

「裁判には満足だが、死刑執行には失望した。イラン国家間まだ未成熟であることを示した。」との発言だった。

何を持って成熟国家というのか。
イラク及びイランの地域は世界史や地理で習ったとおり、世界4大文明の一つメソポタミア文明の発祥の地であり、人が住み国家を形成してから長い歴史を有する。
歴史を通して国家は変遷し、今に至っている。

一方のアメリカ合州国は、多くの先住民族が暮らしていたところに、1492年の新大陸発見以降、略奪と虐殺の上に打ち立てた白人国家でたかだか数百年の歴史しか有していない。
それが、今では浅い歴史から出された自由主義経済と民主主義を掲げ、各国を侵略し、紛争を拡大している。

いったいどちらが未成熟国家なのだろうか。
わが国、日本も長い歴史と固有の文化を有する国家であり、独自の考え方で国際社会と付き合っていくことを考えていくべきである。

ちなみに皇紀で言うと今年は2,667年らしい。