銛一三郎、再び
2006-04-23


C.W.ニコル『遭敵海域』文春文庫

鯨取りの物語、『勇魚』で活躍した甚助の3男、三郎が帝国海軍で活躍する『盟約』に続く物語。

日本海海戦を経て時代はいよいよ第一次世界大戦に入っていく。
今回は、1冊で物語が終わってしまうがいたるところに知らなかった逸話がたくさん含まれている。
当時の日本とイギリスの関係が非常に良くわかる。

一方で、次から次に展開する物語と三郎の活躍に心躍る楽しい小説だ。

単行本では次の作が出版されている。
直ぐに『特務艦隊』を読んでみたい。
[書評]

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