おろかな戦争
2005-11-03


保阪正康『あの戦争は何だったのか-大人のための歴史教科書-』新潮新書

本書は、2・26事件から大東亜戦争を再検証していく。「終わり方」を考えずにただひたすら進んでいく軍部、それを抑えることができなかった政治。すべては2・26事件に起因するテロへの恐怖が布石となっている。
明治期の日露戦争と比較すると、同じ日本人だったのかと思えてくる。
外交手段として戦争が必要なときもあると考えるが、先の大戦のような同じ過ちを繰り返してはいけない。
[書評]

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